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2025/11/24

生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week2~

こんにちは。EDIT STUDYです。今回のコラム記事では、ご検討いただいている求職者の方向けで『生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week2~』というテーマでEDIT STUDYのSS(先生)として働く上で欠かすことのできないPPC(Positive psychology Coaching)の概要に関してご紹介していきたいと思います。

第2回目の今記事ではコーチングフローで重要な『傾聴』に関してご紹介していきます。

傾聴とは

そもそも『傾聴』とはなんでしょうか。ただ話しを聞けば良いというわけではありません。EDIT STUDYのPPCで定義する『傾聴』とは『相手とその世界観を理解するために話を聴くこと』です。そして傾聴は『コーチングの基本』でもあります。

なぜコーチングにおいて傾聴が重要かというと、クライアントの状況を一番知っているのは      クライアントだからです。まずは自分の考えを一旦横に置き、相手の話を聴くことで、物事を相手の世界観から理解できるようにすることを目指します。

『あ、正直ニュアンス違うんだけどな~』『それ俺の言っている意味合いと違うな~』など、ご自身でも経験があるのではないでしょうか?もちろん意図をくみ取ってもらえると、モチベーションは上がりますし、相手に理解してもらえてる、と信頼関係も構築しやすくなりますよね?

人はだれしも自分の持っている、自分自身の中のモノサシが正しいと感じる性質があります。これは正常性バイアスとも呼ばれますが、基本的に誰しもが持っている性質です。ですので、コーチングの重要なポイントはクライアントの”進みたい道”を一緒に進んであげる姿勢です。それがまさに『傾聴』です。

では傾聴スキルがコーチングにおいて重要だということが理解できたところで、傾聴スキルの中でも、効果的なスキルを2つご紹介しておきます。

・ぺーシング

・グローバル・リスニング

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ペーシング

ペーシングとは『相手のテンポやトーンを合わせること』です。皆さんもご経験があると思いますが、会話のテンポがご自身のテンポと合わない人と話をすると苦痛に感じますよね?逆もまた然りで、自分とテンポが同じ人と会話が弾みます。

また人は自分の感情に合う人と話したいと感じます。相手の声のトーンやテンポに合わせて会話を進めましょう。そして、「ミラー」のように本人を映し出すことを意識しましょう。

実際に入塾前の生徒様との面談でも、緊張や保護者様の前など様々な理由がありますが、俯いて自信を無さそうに話す生徒様に対して、ペーシングをしながら生徒様のペースや声のトーンなどに合わせて対話を試みると最初は俯き加減だった生徒様がだんだんとこちらを向いて、目を見て話しをするようになってくれることはあります。

入塾後も毎週面談を実施しますので、4月の頃の面談の様子からドンドン心を開いてくれるようになり、最初は遠慮がちだった生徒様が、自分から『今週の1on1面談前倒しできますか?』など、積極的に声がけをしてくれるケースもあります。

グローバル・リスニング

もう1つの傾聴スキルである『グローバル・リスニング』ですが、これは『相手の感情をトラックし、身体や心やマインドの中で何が起きているのかを把握すること』です。こちらも非常に効果的です。皆さんもご経験があると思いますが、前日嫌なことがあって、自身では気付かなくても浮かない顔をしていた際に周囲の友人や家族、同僚が『浮かない顔してるけど、どうしたの?』『何かあった?』など、気にかけるような素振りで声をかけてくれたら嬉しいですよね?

これは実際に生徒様との面談でも非常に効果的です。例えば面談の最後に『他に何か聞きたいことってあったりする?』と聞いた際に、生徒様から『・・・・・、大丈夫です・・・。』と言われた際に『声のトーン的に大丈夫じゃなさそうだったけど、何か気になることがあったりする?』と聞き返したりすると、『実は・・・』と表面上の話していることではなく、深層心理を打ち明けてくれることがあります。

面談でこうしたグローバル・リスニングを効果的に使うことができると、生徒様との信頼関係構築も非常に効果的に進めることができます。実際に生徒様からも『SS(先生)って本当によく見てくれてますよね!』と嬉しい反応をもらうことができます。

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