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2025/12/17

生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week8~

こんにちは。EDIT STUDYです。今回のコラム記事では、ご検討いただいている求職者の方向けで『生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week8~』というテーマでEDIT STUDYのSS(先生)として働く上で欠かすことのできないPPC(Positive psychology Coaching)の概要に関してご紹介していきたいと思います。

第8回目の今記事ではコーチングフローで重要な『フロー状態~内発的モチベーション~』に関してご紹介していきます。

フロー状態 (Flow state)

フロー状態とはミハイ・チクセントミハイ博士が提唱した『何かをしているときに意識を集中し、時間的な感覚が無くなるほど、夢中で没頭している状態』を指します。

チャレンジが平均より高く、スキルが平均レベルのとき人はフロー状態において「覚醒」しています。つまり、精神的に集中して活動に没頭していますが、チャレンジに見合うスキルがない分、活動に力強さはなく、自分で手綱をひいている感覚もないでしょう。

チャレンジが平均レベルにあり、スキルが平均より高いとき、人は「コントロール」の状態にあります。つまり、幸せを感じ自信をもって行動しているのですが、スキルに拮抗するチャレンジがない分、「こんなことをやっていて、いいのだろうか」という気持ちも出てきます。

ただ、問題点はあるものの、この2つの状態は、それぞれより高いスキルを求め、より高いチャレンジを自分に課すことで成長し、「フロー」状態に到達できる期待が見えます。

またここから、学習とそれを支える教育や研修の制度が大切なのも、一目瞭然だと思いませんか?スキルが低いと、チャレンジの大きさに係わらず「不安」「心配」「無気力」と、どれも幸せのイメージとはほど遠い状態になってしまうからです。

「くつろぎ」についてはどうでしょう。チャレンジが小さく、スキルが高いときの状態ですから、その余裕から生まれる穏やかな人間関係からくる「幸せ」な感情だってありそうです。でもチクセントミハイ博士は「こういう幸せは大切だけれど、自分以外のほかの環境に依存していて、長続きしないものでもある。それに対して『フロー』状態から感じる幸福は自分たち自身が導くことができる」と言っています。

フロー状態 (Flow state)になる条件

① 目的が明確である

② ただちにフィードバックが得られる

③ チャレンジとスキルのバランスが保たれている

④ 注意の散漫を避ける

⑤ 失敗することへの心配がない

⑥ 自己、時間、周囲の状況を忘れている

⑦ 活動に本質的な価値がある ⑧ 行為と意識が融合している

自己決定理論(Self-Determination Theory)

フロー状態と別で、モチベーションに関わる理論があるので、押さえておきましょう。それが自己決定理論です。自己決定理論とは人間は3つの基本的要求を満たすことで内発的モチベーションが高まり、自ら積極的に行動するという理論です。

① 自律性(Autonomy)

人は、自分の意志で決めて自律的に行動している、と思いたい欲求や、この自律性を高めたいという欲求があります。人に強制されたり自分の選択肢がないと、やる気がでないことはありますよね。自分で選択して主体的な役割をおっている/ 言われたからではなく自分がやりたくてやっているのだ、と思えれば、モチベーションが上がりより積極的に動くようになるのは皆さんも経験があると思います。

② 有能感(Competence)

これは能力を発揮したり周囲に影響力を持つことで、自信や自尊心を高めたいという欲求です。周りから褒められたりすごいと思われていると、やる気が出てきたりすることありますよね。これを満たしていくことで、学習意欲や達成意欲が高まります。

③  関係性(Relatedness)

他者と結びついていたい、良好な関係を築きたい、集団に属したい、といった要求のことです。これを単独で満たしてもモチベーションは上がらないとも言われているが、孤独を感じていたりメンバーと仲が悪かったら中々やる気が出ないことはありますよね。社員同士の良好な関係を築くようにするのが大切になってきます。

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