生徒のモチベーションを上げる、PPCとは？~Week9~

こんにちは。EDIT STUDYです。今回のコラム記事では、ご検討いただいている求職者の方向けで『生徒のモチベーションを上げる、PPCとは？~Week9~』というテーマでEDIT STUDYのSS（先生）として働く上で欠かすことのできないPPC（Positive psychology Coaching）の概要に関してご紹介していきたいと思います。

第9回目の今記事ではコーチングフローで重要な『勇気』に関してご紹介していきます。

勇気の盲目化 （Courage Blindness）

勇気と聞くと皆さん、どんなイメージを持つでしょうか？大きな体の外国人選手に立ち向かう勇猛果敢なラグビー選手や、危険な凶悪犯に立ち向かう警察官が浮かんだ方が多いのではないでしょうか？

実は勇気とはそこまで『特別なものではない』と認識することが重要です。

勇気とは？

では勇気とはポジティブサイコロジーにおいてはどのように定義づけられるか見ていきましょう。危険、不確実性、恐怖があるにも関わらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志のことを指します。また勇気にも下記のように様々な種類の勇気が存在します。

・身体的な勇気 (Physical courage)

・道徳的な勇気 (Moral courage)

・心理的な勇気 (Psychological courage)

・職場における勇気 (Workplace courage)

勇気（Courage）を高める2つのアプローチ

ではどうやって苦手なことや恐怖を感じるものを克服するために、行動意志つまり勇気を高めていけば良いのでしょうか。勇気を高める脳の２つのモチベーションシステムに関連するアプローチの仕方がありますのでご紹介しておきます。

①恐怖を抑制すること

行動抑制システム（危険を伴う環境で脳幹や海馬を活性化させ、用心深くさせる働き）

②行動意志を高めること

行動起動システム（脳の快楽中枢に関連。目的に向かって行動を始め、前進させる働き）

このように恐怖を抑制したり、行動意志を高めて最終的に勇気を高め、行動に移しやすい状態にすることで最初の一歩を踏み出しやすくなります。

失敗と勇気に関する２つの思考

①獲得型思考（Promotion-focused）

•進歩や成長、達成に注目

•何かを得ることに重視

まとめると良いことが起きることを期待する思考プロセスのことを指します。

②防御型思考（Prevention-focused）

•不安や恐怖を防ぐことに注目

•何かを守ることに重視

まとめると悪いことが起きないように注意する思考プロセスのことを指します。

「獲得型思考」 に切り替える

■獲得型思考はタスクを行う際のモチベーションや成功率を高める

■目標を設定する時、「得るもの」にフォーカス

このように様々なアプローチや思考プロセスで勇気を高めて、行動意志を高めていきましょう。