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2025/12/17

PPCスキル~Hope Theory(ホープ理論)とは~

こんにちは。EDIT STUDYです。採用サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。今回の記事では『PPCスキル~Hope Theory(ホープ理論)とは~』というテーマで実際にPPC(Positive psychology Coaching)スキルが現場でどう生かされて、実際に生徒様がどう変化、成長していくのかをご紹介していきたいと思います。

Hope Theory(ホープ理論)とは

人は以下の3つの条件が揃った時、希望が湧く性質を持っています。これはチャールズ・R・スナイダー博士とシェーン・ロペス博士が提唱したHope Theory(ホープ理論)と言われるものです。逆に言えば、希望が持てない時は以下3つの条件のどこが欠けているかアプローチすることで希望を持ちやすくなる可能性が高くなります。

① 価値あるゴール

1つ目は『価値あるゴール』になります。受験生で言うなら『志望校』ですね。確かに志望校が定まっていなかったり、親や学校の先生に強制的に決められた志望校だった場合、つまり生徒本人にとって価値を感じにくい志望校の場合は、何のためにこんなに頑張っているのか、目的を見失ってしまい、希望がわかなくなる可能性があります。

② 自己効力感(Agency thinking)

2つ目は『事故効力感』になります。受験生で言うなら『合格できる』と自分自身を信じられるかどうかです。例えば①の通り保護者様や学校の先生に言われるがまま決められた志望校で、それが東大だったとします。

そして模試や過去問の手応え的にも『合格できる』というイメージが湧かないまま、勉強をしていても希望が湧かず辛い状況になりますよね?希望を持つ条件として、自分自身が出来ると思えるかどうかは重要です。

③ 経路(Pathway thinking)

最後3つ目は経路になります。これは受験生で分かりやすく表現するなら『合格までの道のり(やり方)』です。”価値あるゴール”が設定でき、そこに対して自分自身が”できるイメージ”を持てていたとしても”具体的な行き方≒経路”が分からなければ希望は湧きませんよね。

このHope Theory(ホープ理論)と言われるスキルを上手く活用して、希望が持てない状況の生徒と面談すると思いの外、最初の一歩が踏み出しやすくなります。例えばその一例を下記の通りやり取りでご紹介しますので、参考にしてみてください。

 (例)

  先生「1~10のうち、自己評価は何点だと思う?」

  生徒「4点です」 

  先生「0点じゃないんだ。その4点は何だと思う?」

  生徒「〇〇はちゃんと出来ていたから・・・」(自己効力感が湧く)

  先生「4.5点にするには具体的に何が出来る?」(いきなり10点を目指すより価値あるゴール)

  生徒「この前が2時間だったから2時間半やればできそうだと思います!」(経路が分かる)

このようにHope Theory(ホープ理論)を念頭にモチベーションが上がらない、希望が湧かない状態の生徒と面談するとまずは一歩を踏み出してみようと背中を押すことができます。

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