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2025/12/18

PPCスキル~セルフ・コンパッションとは~

こんにちは。EDIT STUDYです。採用サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。今回の記事では『PPCスキル~セルフ・コンパッションとは~』というテーマで実際にPPC(Positive psychology Coaching)スキルが現場でどう生かされて、実際に生徒様がどう変化、成長していくのかをご紹介していきたいと思います。

セルフ・コンパッション:自分の親友になる

私達は友達が現実にぶつかり苦しい思いをしている時、優しく接したり、励ましたりすることができますが、自分自身が現実にぶつかった時は、同じことができません。頑張ったのにテストの点数が悪かった時など、すでに「現実」に頭を叩かれているのに、追い打ちをかけるがごとく、「私は馬鹿だ!」とか「もうダメ!」と無意識に自分に言って、さらに自分で自分の頭を叩いています。

もし友達が現実に頭をぶつけた時、同じように「お前は馬鹿だ」とか「もうダメ!」と言えば、友達は一体どうなるでしょうか?やる気が湧くでしょうか?もちろんやる気は湧きませんよね。それどころか更に凹んでしまいます。もちろん『大丈夫だよ』『次こそできるよ』など安心できる言葉をかけますよね?

私達、人間を含む哺乳類の脳には養育システムが備わっています。これは母親が赤ちゃんを守るような働きをする部分です。友達が現実に頭をぶつけた場面では、この養育システムが無意識に働いていますが、自分が頭をぶつけた場合はこの部分を使っていないのです。

もしかすると、テストで頑張ったのに悪い点数が返ってきた時、自分を守らずに痛めつけていたのは自分自身だったのかもしれません。現実に頭をぶつけた時親友にかける言葉を自分にもかけてあげましょう。心理学では、自分を親友のように扱うことを「セルフ・コンパッション (self-compassion)」と呼び、心が折れにくくなることが研究で報告されています。

この「セルフ・コンパッション (self-compassion)」を上手く活用して、落ち込むようなことがあった時は親友にかけるような言葉を生徒にかけてあげましょう。実際の生徒対応でこの「セルフ・コンパッション (self-compassion)」を活用すると生徒の反応がどう変わるかご紹介しておきます。

(例)

  生徒「この前の模試が全然できなくて・・・自分なんてもう第一志望なんて無理です・・・。」 

  先生「それは辛いね。ちなみにもし仲の良い○○さんが同じこと言ってたら何て声かける?」

  生徒「うーーん・・・・。あくまで模試だし本番じゃないから大丈夫だよ。って言うと思います。」 

  先生「そうか。じゃ同じ状況の今の自分に○○さんだったらなんて声かけてくれそう?」

  生徒「同じように本番じゃないから平気!できた科目もあるでしょ?って言ってくれそうです。」

  先生「今それを言われたと仮定してどう思った?」

  生徒「確かに本番じゃないのにもう終わりだって思っちゃってました。あと英語はヤバかったけど、日本史は割かと出来てたなって思いました!」

  先生「素晴らしい気付きだね。じゃあここからは”志望校合格のため”に日本史の成功体験の深堀と英語の改善を考えていこうか!」

  生徒「そうですね!ぜひそうしたいです!」

いかがでしたでしょうか?だいぶ印象が変わりますよね。何より生徒自身が自分で気付いて自分で自分自身を労わることができているので次のチャレンジへの一歩が踏み出しやすくなります。

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