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2025/12/11

PPCスキル~パワフルクエスチョンとは~

こんにちは。EDIT STUDYです。採用サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。今回の記事では『PPCスキル~パワフルクエスチョンとは~』というテーマで実際にPPC(Positive psychology Coaching)スキルが現場でどう生かされて、実際に生徒様がどう変化、成長していくのかをご紹介していきたいと思います。

パワフル・クエスチョン

相手が深く探求できるための的を得た質問のことをパワフルクエスチョン(PQ)と呼びます。短く、シンプルで“パンチ”の効いた質問であるほど、効果があります。オープンエンド・クエスチョン(5W1H)で気づきを与えるための質問です。また質問形式のアドバイス・誘導ではありません。そして重要なのは「One Question, One answer」の原則に従うことです。

(例)

× 「君にとって大事なことは何かを考えた時、いつから行動すればいいと思う?」

〇 「君にとって大事なことは何?」 

パワフルクエスチョン~6つの方向性~

パワフルクエスチョン(PQ)には以下の6つの方向性があります。クライアントが考えていることを深堀りするためにも以下の6つの方向性を念頭にパワフルクエスチョンが出来るとよりクライアントに気付きを与えられます。

1)アクション(次のステップ、計画、努力)

2)オプション(決断、リソース、妨げ)

3)アイデンティティ(価値観、強み、パターン)

4)ゴール・モチベーション(ドライブ)

5)出演者(誰、サポーター)

6)時間(締切、過去の成功体験)

メタ認知

新しい視点から自分や状況を見ること。クライアントに気付きを与えるために、メタ認知を使った質問ができるとより効果的です。メタ認知に関しては以下の3つの視点があるので、状況に応じて使いこなしてみましょう。

1)「俯瞰」してみる。

  (例)今の状況を上から見下ろしたら、何を思いますか?

2)「未来」からみる。

  (例)この問題が解決したと想像してください。何が違いますか?

3)「第三者」からみる。

  (例)彼女からどんなアドバイスがあると思いますか?彼らは何に気づいていますか?

特にメタ認知は実際の生徒との1on1面談でも非常に効果を発揮します。例えば、生徒が学習に課題感を持っているがなかなか改善の一歩を踏み出せずにいる状態で、SS(先生)主導で指示をしても、短期的には効果があっても長続きしないことが多いです。実際に皆さんも上司の方から一方的に指示された場合は『やらされ感』が出てしまいますよね?

しかし、そうした時に『メタ認知』を質問で活用すると非常に有効です。具体的には『今なかなか一歩が踏み出せないと思うんだけど、1カ月後の課題を克服できた○○さんが今の○○さんになんてアドバイスする?』『とりあえず失敗を恐れずにやってみたら?って言うと思います。』『実際に言われてみてどう感じた?』『上手くいかなかった時を想像して躊躇しちゃってたんですけど、同じ失敗でもやらない失敗よりはチャレンジした上で失敗の方が良い気がしてきました!』など、実際の行動変化のキッカケになることが多いです。

これは生徒自身がいつもと違う視点、つまり客観的に自分を見ることができ、自己認識に基づいて決定した内容なので、行動変化も起きやすくなりますし、何よりも本人の納得度が高いため長続きしやすくなります。

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