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2025/12/17

生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week6~

こんにちは。EDIT STUDYです。今回のコラム記事では、ご検討いただいている求職者の方向けで『生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week6~』というテーマでEDIT STUDYのSS(先生)として働く上で欠かすことのできないPPC(Positive psychology Coaching)の概要に関してご紹介していきたいと思います。

第6回目の今記事ではコーチングフローで重要な『ポジティブサイコロジー~ポジティブ感情~』に関してご紹介していきます。

ネガティビティ・バイアス

なぜポジティブサイコロジーではポジティブな感情にフォーカスするのか?それは人は誰しもネガティビティバイアスという特性を持っているからです。

これは人間の脳の構造で偏桃体と言われる部位がもっている特性です。皆さんも、自分でも人でも欠点ばかりに目が行きがちになることってありますよね?これが偏桃体と言われる部位の働きの『ネガティビティバイアス』です。

もともとは生存本能で危険を察知するために、危機回避能力としてありましたが、平和な今の世の中だと欠点に注意が集まりやすくなってしまうというわけです。

マーティン・セリグマン博士 (ペンシルベニア大学)

そこで当時1990年代 アメリカ心理学会会長学習性無力感の研究者でもあった、マーティン・セリグマン博士 (ペンシルベニア大学)が『これまでの心理学はネガティブ心理学と言っても過言ではない。このような研究対象の偏りはサイエンスとして問題があり、我々は幸せや感謝、強み、美徳など人間のプラス面にも焦点を当てるべきだ。』と言って提唱したのが、ポジティブサイコロジーです。

今までの心理学はガーデニングで例えるなら、ネガティブな感情に着目して何とか直そう直そうと雑草を抜くことに注力するイメージでした。そしてネガティブな部分を直せば人は幸せになれると信じて対処するやり方でした。

ですが、近年そのやり方は現実に沿っていないと考えられています。例えば、うつ病や精神的苦悩を抱えている人が居たとして、そのうつ病や精神的苦悩を改善しない限り幸せになれないかというとそうではない。ポジティブな感情を育てることでネガティブな要素や精神的苦悩に打ち勝つことができるということです。

ポジティブ感情のその他の効果

■ 心理的なレジリエンスが高い人はポジティブ感情を活かして、ネガティブな感情の経験から跳ね返ってくる

■ ポジティブ感情は心理的なレジリエンスを高め、引き金により上昇スパイラルを作り、感情的ウェルビーングを高める方向へと向かわせる

■ ポジティ ブ感情は笑顔を促進し、他者との活動、親密さ、他者への自己開示を促進する

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