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2025/12/18
生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week10~
こんにちは。EDIT STUDYです。今回のコラム記事では、ご検討いただいている求職者の方向けで『生徒のモチベーションを上げる、PPCとは?~Week10~』というテーマでEDIT STUDYのSS(先生)として働く上で欠かすことのできないPPC(Positive psychology Coaching)の概要に関してご紹介していきたいと思います。
第10回目の今記事ではコーチングフローで重要な『Hope Theory(ホープ理論)』に関してご紹介していきます。
Hope Theory(ホープ理論)とは
人は以下の3つの条件が揃った時、希望が湧く性質を持っています。これはチャールズ・R・スナイダー博士とシェーン・ロペス博士が提唱したHope Theory(ホープ理論)と言われるものです。逆に言えば、希望が持てない時は以下3つの条件のどこが欠けているかアプローチすることで希望を持ちやすくなる可能性が高くなります。
① 価値あるゴール
1つ目は『価値あるゴール』になります。受験生で言うなら『志望校』ですね。確かに志望校が定まっていなかったり、親や学校の先生に強制的に決められた志望校だった場合、つまり生徒本人にとって価値を感じにくい志望校の場合は、何のためにこんなに頑張っているのか、目的を見失ってしまい、希望がわかなくなる可能性があります。
② 自己効力感(Agency thinking)
2つ目は『事故効力感』になります。受験生で言うなら『合格できる』と自分自身を信じられるかどうかです。例えば①の通り保護者様や学校の先生に言われるがまま決められた志望校で、それが東大だったとします。
そして模試や過去問の手応え的にも『合格できる』というイメージが湧かないまま、勉強をしていても希望が湧かず辛い状況になりますよね?希望を持つ条件として、自分自身が出来ると思えるかどうかは重要です。
③ 経路(Pathway thinking)
最後3つ目は『経路』になります。これは受験生で分かりやすく表現するなら『合格までの道のり(やり方)』です。”価値あるゴール”が設定でき、そこに対して自分自身が”できるイメージ”を持てていたとしても”具体的な行き方≒経路”が分からなければ希望は湧きませんよね。

Hope Diagnosis(ホープ診断)
またHope Theory(ホープ理論)をもとに自己効力感を高め、ゴールまでの道筋を考える際にも役に立つことができるHope Diagnosis(ホープ診断)というスキルもあります。以下にHope Diagnosis(ホープ診断)の実際のSS(先生)と生徒のやり取りを記載しますので、参考にしてください。
(例)
先生「1~10のうち、自己評価は何点だと思う?」
生徒「4点です」
先生「0点じゃないんだ。その4点は何だと思う?」
生徒「〇〇はちゃんと出来ていたから・・・」(自己効力感が湧く)
先生「4.5点にするには具体的に何が出来る?」(いきなり10点を目指すより価値あるゴール)
生徒「この前が2時間だったから2時間半やればできそうだと思います!」(経路が分かる)
このようにHope Theory(ホープ理論)を念頭にモチベーションが上がらない、希望が湧かない状態の生徒と面談するとまずは一歩を踏み出してみようと背中を押すことができます。
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