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2025/12/18
PPCスキル~成長思考とは~
こんにちは。EDIT STUDYです。採用サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。今回の記事では『PPCスキル~成長思考とは~』というテーマで実際にPPC(Positive psychology Coaching)スキルが現場でどう生かされて、実際に生徒様がどう変化、成長していくのかをご紹介していきたいと思います。
成長思考

キャロル・ドウェック博士
(スタンフォード大学心理学部)
成長思考とはスタンフォード大学心理学部のキャロル・ドウェック博士が提唱した「自分の知性は努力によって向上できる」というマインドセットのことを指します。具体的にどういうことかというと下記3つの視点になります。
■「自分の知性は努力次第で向上する」という考えを信じていることを指します。
■マウスの実験を始め、脳細胞の繋がりは反復練習により、強化されることが明らかになっています。
■「知性は努力次第で向上する」と信じているため、失敗は成功のプロセスと捉え、結果的に成長していきます。
脳は鍛えることができる!

この成長思考を理解する上で、固定思考の存在も知るとより分かりやすいので下記の図をご覧ください。成長思考と固定思考を比較したものになります。

このように成長思考と固定思考の2つの思考パターンがあることを知っておくことで、固定思考で行動や考え方が凝り固まってしまっている生徒に対しても、まずはその固定思考を受け止めてあげ、目線を合わせて徐々に変えられる部分から成長思考を少しづつ取り入れていく、というアプローチが出来ます。
何よりも『脳は鍛えれば成長する』という成長思考の考えを持てれば、今は身に付いていなくても徐々に成長思考は身に付けることができますので!では最後に実際の生徒対応の場面でこの成長思考がどのように役に立つのかご紹介しておきます。
(例)
生徒「失敗するのが怖くて過去問にチャレンジできないです。」
先生「確かに合格最低点超えなかったら怖いよね。ちなみに過去に部活でも何でもチャレンジするのが怖いけど、最終的にチャレンジできた経験ってある?」
生徒「うーーん・・・・。サッカー部のPKはチャレンジできました。」
先生「PKも勇気がいるもんね。その時はなんでチャレンジできたの?」
生徒「結局失敗するかもしれないけど、やらないと上手くならないから」(失敗は成功のプロセス)
先生「素晴らしいね。その時の自分が今の自分に何てアドバイスする?」(メタ認知のスキル)
生徒「PKと同じように失敗も成功のプロセスだからまずやってみようって言います」(成長思考に切り替わった)
もちろん全ての面談がここまでスムーズにいくとは限りません。ですが、上記相談をしてきた生徒に『イヤイヤ、合格に必要なんだから怖がらずにチャレンジしなよ!』と言っても『いや、でも・・・』となるのは目に見えていますよね?
今回紹介した成長思考というマインドセットを知っているだけで、生徒との面談の対応も変わりますし、何よりも生徒の反応や主体性を後押しすることができます。ぜひ参考になさってください。
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